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聴く玉vol.4「ただ頷くだけで言葉をはさめない」

聴くチカラを身に着ける修行の道で、

誰もがつまづきがちなちょっとしたハードルを

一緒に考えるコーナーです。

 

初級レベルからプロレベルまで、

順不同でお届けしています笑

 

「聴くチカラ検定」テキストを読んで、質問です。

ゆっくり話してくださる人だと大丈夫ですが、

たくさん話される方だと、

応答を入れるタイミングがとれず頷いているだけになってしまいます。

コツとかありますか?

 

ご質問ありがとうございます。

 

要約しようとすると(8級)できず、繰り返しが足りてないですねと指摘され、

繰り返ししようとすると(9級)できず、

結局相槌と頷きを入れるのが精いっぱいとなってしまう。

 

最初のうち、みんなが通る道です。

何か応答を入れなきゃ、何か! と考えているのと

実際の言葉の発信が共応していない状態ですね。

 

最初のコツは相手の話のリズムに乗ること。

ペーシングっていう用語があるのですが、

まさに相手のペースにぴったりついていくことを表します。

 

NLPの教科書では肩とかお腹とか見て呼吸の動きを読んで真似ろ、

とかいうんですが笑

 

それがやりやすいっていう方はいいと思いますが、

わたしは結局9級の「重要な言葉」のアンテナを立てて

アクセントを入れるように繰り返すことでリズムが合ってくると思うので

リアルに呼吸を合わせたことは今まで一回もありません笑笑

 

でも最初は、何が重要な言葉かわからないから、

とりあえず何かを繰り返すしかなく、

少しくらい遮ってもいいとわりきって言葉を発するしかない、とも言えます。

 

慣れです!

 

ただ小技としては、

相槌が上手にできると続けて上手に自分の応答がはさめるっていうのはあります。

ちっちゃな無難な相槌でなくて、

「ああ〜!(納得の相槌) ◯◯(相手の話の重要言葉繰り返し)なんですね」

「ははーあ、、(感心の相槌)、◯◯っていうことですね」

 

と、相手にとって、

よく聴いてくれてるなー、

伝わってるんだなー、

と感じるような相槌のあと、間髪入れずに、

大事な言葉をさらに繰り返すと、

そうそうそう、ってなるので結果的にいいリズムがつくれます。

 

上は書く表現としてわかりやすいように相槌の種類を特定しましたが、

もっとさりげない相槌でもできます。

 

ペーシングは、お友達やご家族に

「ちょっと話を聴く練習させて」

ってお願いして、

短い時間で何度かやってみるだけでかなり上達しますので

場数を踏んでください。

いきなり悩み相談じゃなくても、普通のお話で十分練習可能です。

お試しあれ。 

 

 

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