買い占めは情報感度が高い人にも起こる

まつげこと霜丘麻依です。


デマなどに踊らされる人をネットスラングで情弱と言ったりしますが、
実はトイレットペーパーの行列に並ぶ人には本当の情弱はいない、
と社会心理学者の碓井教授は言っています。

そして、正しい情報を伝えれば必ず解決ということでもなさそうです。
デマや買い占めが拡がる心理面から、
わたしたちができることを考えてみました。


デマの拡散や買い占めは、
不安が強いから起こる現象ということは想像しやすいと思います。
もう少し詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。

デマと分かっていてもトイレットペーパーを買い占める人の心理状態とは?

なぜ「正しい知識」伝授だけでデマは防げないのか?

心理学を学ぶとよくわかることの一つは、
不安そのものは、科学的に正しい情報があっても解決できないということです。
むしろ、他者からの「それは正しくない」「そんな行動に出るのはおかしい」という態度をちょっとでも感じると本人はより頑なになり、対立が生まれ、不安が連鎖したりネガティブの総量が増します。

誰かの発言や行動が、どんなに筋が通らなくても、
そこが問題ではないのです。
ただ不安を感じている、自分や家族を守りたい。
そういう気持ちを周囲が理解して受けとめるだけでいいのです。

他者が理解してくれると、不安は少し、おさまります。
不安が減ると、人はちゃんと冷静にものを考えて、
自分と身近な人のためになる行動をしようとします。
共感的理解、それだけで助けになるということで、
いつもこのブログやメルマガで言っていることと同じですね。

自分もしんどいのに人のことわかりたいなんて余裕がないよ、
という場合も少なくとも、批判的態度を見せなければ、
不安を増幅したり、無益な対立は避けられます。

そして、しんどい方もがんばって冷静でいようとしている方も、
自分の気持ちを誰かに伝えて、受けとめてもらってくださいね。
しゃべって心のモヤモヤを吐き出すことを
C C協会ではトークデトックスと言っています。
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3/6、ご希望あれば3/13にも開催します。

 

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