· 

見立てのちからはどうつくか

まつげこと霜丘麻依です。

産業カウンセリング学会のスーパーバイザー養成課程に出ています。

おもしろいです!

先日は、各カウンセリング系のメジャー団体の倫理綱領の読み比べをしました。

(公認心理士協会、臨床心理士会、産業カウンセラー協会、

キャリアコンサルティング協議会、精神保健福祉士協会、看護協会etc)

 

資格で仕事をする人は、自分の団体の倫理綱領を読んで、

自分の職業アイデンティティと統合していくことが求められます。

その成長を支援するのがスーパーバイザーなのですね。

 

技術的な指導の実践についてはこれから学ぶのですが

とりあえず、見立てを強化するための視点と方法を新しく一つ身に着けたので

カウンセリング力やケースマネジメント力、

ひらたくいうと他者理解の援助力をもっと向上したい人は

ご相談ください。

 

クラスとしては現在、

第二土曜と第四金曜の午前にオンライングループで学んでいただけます。

 

今日はちょっとだけ見立てについて書きますね。

こちら前回の強化クラスのもようです。
人数が少ない時はじっくりケース検討ができます。

こちらは聴くチカラ研究所。

短い時間ですが、

ちょっとだけ見立てにふれる体験ができます。

見立てとは正確には

クライアントの心理的問題への仮説だったり、

成長過程の見通しを立てることです。

 

たとえば悩んでいる人がいるとします。

悩みをシンプルにとらえると、

自分はどうありたいのか、どう行動すればいいのか決められない状態です。

 

自分がわからないのですから、

その葛藤はどういうものであるのかは本人にとってもぼんやりとしています。

 

たまに解決力というと、

話を聴いている側が解決策を提示するとか助言することだと思っている人がいますが

ぜんぜん違います。

本人が自分の中で起こっていることをわかってないのに、

聴いてる人がわかるわけありません。

 

本人が、自分の内的な理解を深めて、言語化することを助けるのが解決力です。

何と何が葛藤しているのかを正確に言葉にできると、

クライアントは一歩、前に進めます。

 

ただそうはいっても、

援助者があてずっぽうに聴いているだけだと、

いちばん大事な葛藤の話にたどりつかないです。

 

このへんが大事そうだな、

というところを感じ取るのが見立ての力で、

それを本人にかかわることで、

本人のペースで深めてもらうのが見立てをベースにした焦点化のスキルです。

 

でね、

これをしつこく何回もやってみるクラスが、

第二土曜と第四金曜の強化クラスなわけです。

まーそんなすぐできなくて当たり前ではあるのですが

そうはいっても数カ月たってもできるようになった気がしないってことがあるわけです。

 

見立ての順番は、感情→価値観→バッティングする認知なので、

なんとなくあたりはつけられることもあるんですが、

それをうまく焦点化できない、とかね。

 

あと話が複雑だと、何が問題なのか仮説もたたない、とかね。

 

もっと一つ一つのケースへの理解度を深めるためにできることは

実はいっぱいあります。

 

育ちたい人はぜひ、クラスにきてね。

【年内予定】10/10、10/23、11/14、11/27、12/12

 

イベントページ →https://www.facebook.com/rmentoring/events/

 

時間が合わない人はがっつり個人指導もしますよ。

スーパーバイズのモニターとして、12月ごろ募集予定です。