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声なき声を聴くはなし

霜丘麻依です。

 

スクールカウンセラー1年めの1学期が終わりました。

はっきり言って、

しんどかったです笑

わたしが採用された自治体では初年度は時給が安くて、翌年から正規の金額になるらしいのですが、1学期半ばを過ぎた頃からすでに「いやー来年できるのかなこれ。。。」とかなり気弱になっていました。

 

勤務先はとてもいい学校で、校長先生がきちんと先生たちの方向性を一つにまとめていらっしゃり、情報共有も、超勤などの考え方も、生徒たちに対する姿勢も違和感はほぼありません。

 

わたしが保護者として、またICTインストラクターとか巡回の心理士として、今までに関わったどの学校の印象と比べても、もしかしたら一番働きやすい環境かもしれません。

 

そうでありながら、SCという仕事がつらいのは、なんなんだろう?と自分でもはっきり言葉にできない日々が続いたのですが、1学期最後の勤務日にその答えと出会えました。

 

中学生なので、自ら相談にくる子は多くないです。

ほとんどが先生たちとの関わりの中で、この子には、、、と判断がされて「SCさんと話してみる?」と希望を聞かれて、どういうものかさほど知らずにきてくれます。

中学生に起こるさまざまな学校生活上のドラマはほとんど先生たちが一緒になって寄り添って解決してくれているので(いい学校だなあ~)、SCにつながる子の件数はさほどではありません。

先日複数のSCに聞いたところ、一日6枠、多い時で12枠すべて埋められるという学校もありましたので、わたしは時間で言えばそこそこ余裕があるほうだと思います。

本当は、メンタルヘルスの授業を、もっとやりたかったんですが。。。

 

わたしは産業カウンセラー出身で、働く人とその家族の援助や心理教育を長くしてきました。

大人のメンタルヘルスは自分で責任がとれます。

困ったら自ら助けを求めることができるし、相談現場もそれを前提にした構造です。

 

でも、学校は違うんです。。。

生徒もそうですし保護者を見ても、自分から助けを求められない、

そういう選択肢があると気づけない人もたくさんいる。

 

声をあげない人につながっていくことをアウトリーチと言います。

つながるまでは先生たちの尽力でなんとかなったとして、

その後は、自分で自分を助けるという気持ちをゼロから育てていく、

その種を一緒に撒くのがわたしの仕事です。

 

この個別ケース対応と全体への心理教育を超勤なしで、限られた時間内にやっていくっていうのがなかなかの緊張で、地味に削られていました。

 

いやーほんとスリリングでしたね!

でも、夏休みを挟むのもある意味リスクが高くなる部分があって、その前にやることやらないといけないんだ、と気づいてからは、むしろエンジンがかかってけっこう納得がいく行動を取れたので今はそれなりに達成感があります。

 

声なき声を聴く。

このことをもう少し自分なりに咀嚼していきたいなあと思います。