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受容、共感、自己一致

まつげこと霜丘麻依です。

前からたびたび書いていますが、

聴くチカラ検定の各級で身につけるスキルの、詳しい意味や学び方を解説する動画をつくっています。

 

10級で受容の話。

9級で共感の話。

ちょっと飛びますが6級で自己一致の話をレクチャーします。

 

この、受容・共感・自己一致というのは、

傾聴(正確にはロジャーズの積極的傾聴)を学び始める時に必ず教えられる3条件です。

昔の先生方はこれを念仏のように、毎回毎回唱えて、

受講生たちはケムに巻かれていたなあと懐かしく思い出します。

 

大事は大事なんですが、

これって言葉の意味がわかったとしても、

できるようになるのは相当先です。

なのに、毎回言うのって、意味ないんじゃないのかなあ。。。

ってちょっと、思っていました。

 

でも。

いわゆる援助職志望で、カウンセラーになりたいです! っていう人たちには、

最近ますますいろいろなルートが用意されているようで、

この呪文を知らない人がわりと散見されるようです。

 

たとえば共感とは、悲しんでいる人を見て一緒に悲しくなることではありません。

これは同調。

「わかるわかる、わたしも同じ!」ということでもありません。

これは同感。

「それは気の毒ですね。。。」でもありません。

これは同情。

 

じゃあ共感ってどういうことか。

援助職志望であれば、ちゃんと知ることが必要だとわたしは思います。

そして、なぜ共感が大事で、

話を聴く場面でどんなふうに働くかということも。

 

できるようになるのは、学びと実践を相当重ねた先だと思います。

そうであっても、最初にこういうことをちゃんと教える場所は、

あまりないのかもしれないので、教材の中に含めました。

 

ここを読んでくださっている皆さんは、

共感、

正しくは「共感的理解」を、

自分のものとして落としこんでいらっしゃるでしょうか。

 

ちょっと自信がなくなってきたら、

練習においでくださいね。

また動画レクチャーの完成を楽しみにしてください。