まつげこと霜丘麻依です。
この一年ほど、SASモデルによるスーパーバイザーの養成課程に出ていました。
日本には、心理臨床スーパービジョンの制度がほとんど確立していないそうです。
どこの大学院でも、またどこの臨床家の養成過程でも、
実際にはスーパービジョンではないものが、そのようにまかり通っていると、先生たちが嘆いていました。
スーパービジョン(以下SV)とは、ケース指導や教育分析とは一線を画した教育訓練の方法です。
ケースは使いますが、クライアントのためにどうしたら良かったかを考える時間ではありません。
ケースを使って、カウンセラーが自分の課題を捉え、具体的にどうしていくかを明確にすることで
援助者として自律と発達をしていくための時間です。
カウンセラーは、いま自分は援助者としてどのような段階にいるのか、ケースがうまくいかなかったとしたら
それはどういう理由によるものか、課題をクリアするためにはどうしていったらいいのか、
SVと共通理解しながら自分を深めていきます。
課題はカウンセリングスキルの場合もあるし、ケースの概念化(見立て)の場合もあるし、他にもありえますが、
共通理解のためのモデルを使うので劇的に取り組みやすいことが特徴的です。
中長期的な目標にともに向かうものなので、SVは基本的に年間契約だったり、複数回以上の継続を前提とした関わりになります。
課題を知る、目標を立てる、行動する、やってみてどうだったか振り返る、を繰り返して育っていくということですね。
SASモデルにご興味ある方はこちらどうぞ。
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わたしはいま、理論講座を修了し実習を終え、メンタリング訓練に入るところで、
これから3年くらいはスーパーバイザーのSVを受けることになります。(たぶん。これからレポート審査されます(^◇^;))
これをお読みの皆さんの中で、一緒にレベルアップしたい方はいらっしゃるでしょうか?
もしいたら、コミュニティカウンセラー協会の中でスーパービジョンシステムをつくり、
モニターができるように考えますのでご連絡ください。
https://www.community-ca.org/contactus/
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